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ご覧の通りの有様でございます。

【#MNG】Solid State Logic UF8 その2

その1から続き。

SSL360°に統合されたUC1のプラグインを含めたロードテストということで、CUBASE/STUDIO ONEともに条件を揃えました。

  • VST Instruments 2台(XO、NEXUS3)
  • オーディオ・ステレオ48トラック
  • FX Send BUS 2台(Fabfilter Timeless3、iZotope Neoverb)

の構成で、

  • SSL Native ChannelStrip 2を50台
  • SSL Native Bus Compressor 2を1台
  • InstとAudio50trにFxSend x2 active

という状態にしました。

 

DAWの設定はCUBASE/STUDIO ONEともに

  • バッファーサイズ256sample
  • 24bit/48kHz

の設定で、

STUDIO ONEのドロップアウト保護は最小

CUBASEのASIO Guardはノーマル

 

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Loadtest_Cubase

この状態で、再生すると

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CUBASE再生時

おおよそ30%くらいの負荷。

Mix段階においてはバッファーサイズを最大2048sample設定にする事もあるので、その設定でも確認しましたが

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CUBASE再生時:バッファーサイズ最大

大体20%くらいの負荷。10%削れれば上等ですし、このトラック数でこの負荷なら優秀です。

 

STUDIO ONEでの負荷状況はAUプラグインとVST3プラグインで比較してみました。

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STUDIO ONE : AU Plugin 負荷

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STUDIO ONE : VST3 Plugin 負荷

なんとAU版は驚きの51%。めっちゃ負荷高い。

そして、VST3版もCUBASEよりも多少負荷が高い、という結果になりました。

設定で気になる点として、

CUBASEのASIO GUARD :Normal は

STUDIO ONEのドロップアウト保護 :中

に該当するのでは無いか、ということでこの設定でも確認しましたが

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STUDIO ONE : VST3 : ドロップアウト保護・中

なんと43%と負荷が増大してしまいました、、、。

STUDIO ONE側でもバッファーサイズ最大でも確認してみました。

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バッファーサイズを2048sampleに設定

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STUDIO ONEバッファーサイズ最大時負荷

ということで、バッファーサイズ最大にするとSTUDIO ONEでも18%と低い負荷に抑えられました。

 

以上から、CUBASE・STUDIO ONE共に

  • VST3版プラグイン環境下では、バッファーサイズ最大で低負荷。
  • CUBASEの方がバッファー詰めた時に少し負荷が低い
  • 作編曲、トラックメイク時にはさほどシビアでは無いが積極的にInsertエフェクト結果を含めたオーディオバウンスが吉

という個人的見解になりました。

 

引き続き、その3ではUF8のコントローラーとしての使用感に迫ります。