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ご覧の通りの有様でございます。

【#MNG】Solid State Logic SiX

SOLID STATE LOGIC社のデスクトップミキサー SiX !

https://amzn.to/2Ocso1X

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Solid State Logic SiX

去年の夏ぐらいから気になってチェックしてたんですが、価格の下方改定とサウンドハウスのポイント12倍祭りに後押しされる形で思い切ってポチりました。

 

最初、普通にステレオペアでapollo X8とin/outを接続して、CUBASEで外部FXとして使ってみてたんですがやっぱりアナログサミングしたいぜ!ってことで

 

Universal Audio apollo X8とapollo twin mk2の12CHのアナログアウトとSiXの12CHのインプットを結線。

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SiX Summing 12ch Setting

そして

  • SiXのメインバスをapollo X8のanalogue in 5/6 (非UNISON)に結線
  • SiXのBUS Bをapollo X8のanalogue in 3/4 (UNISON)に結線

これで、後はDAW(CUBASE)上でインプットとアウトプットの設定。

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CUBASE オーディオコネクション 入力

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CUBASE オーディオコネクション 出力

これで、CUBASEので任意のTrackやBUSのアウトプットルーティングを設定してSiXとのSend/Returnができる状態になりました。

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CUBASE MIXER ROUTING

 

更にSiXにはMAIN BUS以外にBUS Bを持っていて、入力1-6についてはBUS Bに送れます。何で場合によってはBUS Bに送ってさらにそこでUNISON PLUGINを掛けたりできるようにしてみました。(その為にBUS BをUNISONに結線しておいたわけです)

 

実際に音出ししてみました。

 

用意した素材はCUBASEの付属素材でテクノ系のループを中心に適当セレクト。

音声はiPhoneで動画撮影してるので、うちのモニタースピーカーから出てる音そのままiPhoneのマイクで拾ってます。

 

SUPER ANALOGUE回路搭載のCH1とCH2には重要な土台であるKICKとBASSをモノラルで出してコンプやEQ使って整え、

ステレオバスの3-4/5-6、さらにEXTERNAL INPUTにステレオトラックをアサイン。

ステレオバスはPANとボリューム調整可能ですが、EXTERNALはSiX側では何もできず、メインバスにただ混ぜ込めるだけとなっています。割り切りが必要。

 

で、これらを合わせてMAIN BUSに送りG SERIES BUS COMPで3〜4dbくらいの感じで軽く押さえてMAKEUPで最終調整。

 

特に深く考える事なくポンポンとアサインしてますけど簡単にまとまってしまう感。

 

G  BUS COMPですが、変更できないパラメータが一番よくこのバスコンプが使われるであろう設定値をSSLが研究して固定されているのであまり深く考えることなくスレッショルドで音の感じを「良い」と思えるところに耳を頼りに設定し、メイクアップでボリュームを整えるので簡単便利は正義!と思いました。

 

まぁ、後は12CHも使えればサミング用途で考えても重宝しそう。

SSL SiXの導入記としてはこんな感じですが、

 

実はこの12CH接続するにあたって、UA apollo X8とapollo twinのアプトプット設定にひと工夫必要でした。

 

というのも、

この2台を同時使用した場合

それぞれ単独使用した場合

 

でアウトプットの構成が変更になるようなのです。

影響が出るのはapollo twin mk2側。

簡単にいうと、apolloのconsole settingでアナログアウトLINE 3/4がリストから消えてしまい、指定することができなくなってしまいます。

 

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apollo twinのアウトプットセッティング

単独使用の場合はここにANALOGという項目があり、LINE 3、LINE 4が設定できるのですが、apollo X8と併用するとtwin側のその項目は消えるようです。理屈はわかりませんが実際そうなのです。

 

で、Hookupサポートの人にヒントもらって出た結論が

UAD consoleのCUE1を使う

でした。

UAD consoleの右端のメーターの下にあるCUE OUTPUT。

ここを押すと出てくる設定でこんな感じにしました。

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CUE OUTPUT setting

CUE1をMIXからCUE1にして、Apollo Twin MkIIのLINE3/4を点灯。

CUE2側はMIXのままで、X8のHP1/2、TwinのHP1を点灯。

 

ここで先ほどのCUBASEのアウトプットセッティングを再度見てみましょう。

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OUTPUT SETTING2

最下段のSiX Ex2のデバイスポートがCUE1 L/Rになっていると思います。

これで、このSiX Ex2をアウトプットルーティングで割り当てた音声はapollo twin mkIIのLINE3/4から出力されることになります。

 

VIRTURAL Trackを使用してCUE1にSendしてってやり方もありますけど、複雑になるだけであんまりメリットないので、直接CUE1を指定するやり方にしました。

 

というわけで比較的長い記事になってしまいましたが、SiX導入記でした。